鑫
金利、ではなく「鑫」利。金が三つ。
手元の漢語林には載っていなかったが、中日辞典を引いてみると 富み栄える。人名や屋号に用いることが多い。
と書いてあった。「キン」ではなく「シン 」と読ませている。
ちなみに「鑫利 しんり」の部分の書体は、中国で人気*1だというDF流隷体。ダイナフォントのカタログを見てみたら、これ「るれいたい」って読むらしい。なんと。脳内ではずっと「りゅうれいたい」と読んでいた。「流麗」とかけてあるのかと思っていたのに、別にそうではないらしい。
追記
中国ではよく使われているらしい。
中国の街中では、看板にある「鑫」という字がよく目に入る。社名や店名、そして人名に多く用いられているのだ。発音は「シン xin1」、お金が儲かることを祈っての命名だそうだ。この正直でストレートな表現による縁起かつぎには、「八・八・八」と同様の発想をうかがうことができよう。
Sanseido Word-Wise Web [三省堂辞書サイト] » 漢字の現在:漢数字「八」のめでたさ
確かに、見るからに縁起の良さそうな字。
*1:もじもじカフェ「中華書体事情」前編 - しろもじメモランダム の最後の項を参照。