あの引用符は写研の文字盤にもあった
古本屋で珍しく写植の見本帳を発見。といっても和文書体の見本帳ではなく、『写研文字盤見本帳 ’85 外国文字』というもの。
ギリシャ文字・キリル文字・ハングルなどの文字盤も一応載ってはいるものの、中身の大半はごく普通の欧文書体。こんな感じで、(文字の読める向きから見た)文字盤の図が書体ごとに載っている。
よく見てみると、シングルクオート・ダブルクオートがともに3つずつ収録されている。
その字形は ‛ ‘ ’ と ‟ “ ” で、例の「左右反転した9」型クオート*1が入っている。なんと。
他の書体でも確かめてみたが、ほとんどすべての文字盤に収録されていた。
スーパードライのロゴが単なる変わり者なだけかと思っていたが、こんなところに典拠(?)があって驚き。大半の文字盤に載っているということは、それなりに需要があったんでしょうか。
どうでもいいけど
文字盤の右上、キャップハイトの表示に Hight ってあるけど Height では?
どの文字盤も Hight になってるんだけど……。