おべんとうにも顔文字が載る時代!
近所のスーパーの調理器具売り場で、こんなチラシを発見。貝印から出ている海苔パンチで、お弁当の飾り付け用。
ラインナップは「フェース」「絵文字」「ハートタイプ」「音符」の4種類だが、文字好き的に注目なのはもちろん「絵文字」だ。
この「絵文字*1」のパンチ、海苔を挟んでボタンを押せば ( ^ _ • b * といったパーツが一度に打ち抜けるスグレモノ。これらのパーツを組み合わせれば、いろいろな顔文字でお弁当を飾り付けることができる。
昔からある福笑いなどを発展させれば、「フェース」パンチのようになるのが自然な発想だろう。普通だったらそれでいいのに、そのパーツをわざわざ文字の形にして、顔文字が描ける「絵文字」パンチを創ってしまったのだからおもしろい。
顔文字はもともと、絵が表現できないテキスト上でなんとか絵を描こうとして生み出されたものだ。それが現在では、手書きの文章にも顔文字が添えられていることがある。手書きの世界には「絵が表現できない」ような制約は何もないにもかかわらず、デジタルテキストの世界から顔文字という表現を取り込んでしまった。それだけ顔文字が身近な存在になっているということだろう。
そして遂に、顔文字は海苔と弁当の世界に到達した。