簡体字のデザインが難しい
GlyphWiki で簡体字のグリフや部品をいくつか整備してみたけど、なかなかデザインが難しい。こんな感じになったけど、どうだろうか。
難しいと感じる原因のひとつは、やっぱり「見慣れていないから」だろう。カラダに滲みついていないので、作っている途中で「あれ、こんなんで良かったっけ?」という感じになる。普通目にするのは当然ながら中国的なデザイン*1の明朝体なので、ちょっと日本的なデザインにしようとするとまた難しい。
もうひとつの原因は、単純な字形が多いこと。簡体字に限ったことではないが、文字全体のバランスを整えるようとすると、複雑な字より簡単な字の方が何倍も難しい。画数の少ない漢字を作っていると、どうやってバランスをとれば良いのか分からなくなることがしばしば。あまり悩んでいると、漢字にすら見えなくなってくる。
中国製フォントでは、かな部分が何とも不思議な形になっていたりするが、ああなってしまうのが分からないでもない*2。