メイリオ ver. 6.01 で変更されたグリフ
Windows 7 Beta に付属しているメイリオ ver. 6.01 では、いくつかのグリフが変更されている。FontForge の「フォントを比較」を使って、アウトラインの変更を調べてみた結果、以下の6グリフが変更されていた。
「○◇□△」
上から4つ、○◇□△は、すべて字面が大きくなっている。メイリオ5.00では従来の和文フォントに比べてこれらの文字が小さく作られていたが、これを戻したことになる。メイリオ5.00の小さい○◇□△では違和感が大きかったのだろう。
ただ、●◎◆■▲▽▼ などはなぜか変更されていない。
○●◎◇◆□■△▲▽▼ の11文字は JIS X 0208 に収録されており、あちこちで多用されているので、ちゃんと一貫性を持たせてほしいところ。
「ぁ」
メイリオの「あ」は、3画目の起筆が突き抜けない形になっているが、ver. 5.00 では「ぁ」だけが突き抜ける形になっていた(気づかんかったけど)。それを修正。
「䙥」
第4水準に収録されている「䙥」(2-88-35, U+4665)は衣偏の だが、ver. 5.00 では誤って示扁になっていた(これも気づかんかったけど)。それを修正。
ちなみに示偏の は、つい最近の ISO/IEC 10646:2003/Amd.5:2008 でCJK統合漢字に追加されている(U+9FC5)。これは、日本のデジタル放送で使われているARIB外字から収録されたもの(最新のPDFではここ)。
ただ、下のPDFによると、以前 Adobe-Japan1-4 のドラフトでも が誤って になっていたことがあるらしい。
ちょっといわくつき。