Helvetica展に行ってきた
Helvetica展概要
Helvetica展概要 | Helvetica project
「A tribute to Typography 〜ヘルベチカの過去・現在・未来」
本展は、10 月24 日に発売となるデザインドキュメンタリー映画『ヘルベチカ 〜世界を魅了する書体〜』(発売:アスミック・エース エンタテインメント)の発売と合わせ、そのヘルベチカという書体を軸に、金属活字、見本帳、ポスターなどからはじまるさまざまなグラフィックを紹介します。あらゆる人々にとって今や欠かせないものとなっている “文字のデザイン” について、様々なアプローチで迫ります。
行ってきた。
Helvetica ばかりかと思ったら、Akzidenz Grotesk や Univers も一緒に展示されていた。パネルには字形の比較があり、こうしてまじまじと見てみると違いがよくわかる。
Akzidenz Grotesk は、ゴシック 4550 とともに営団地下鉄のサインに使われていた書体*1。Helvetica と比べると、大きめ・太めな大文字や、‘2’ の左下のカーブの形で差がよくわかる。ほのかなひと昔前感*2が漂ってくる。一方の Univers は、Helvetica 以上にスッキリしたというか、すましたというか、そんな感じ。クセがあまりない。改めてそう感じた。
Helvetica を使った昔のポスターやパッケージがいろいろと展示されていたが、どれもそれほど古くは見えない。Helvetica は制作から50年以上(!)経っているが、今でもあちこちで使われている。それも、いい加減 Helvetica 使いすぎだろ、という人が出てくるほどに。それを考えてみると、やっぱり何か特別な書体なような気がしてくる。
時間がなかったので映画は半分ほどしか観なかったが、期待していた通りおもしろかった。DVD が届くのが楽しみ。
会場のすぐ近くで撮ったこれは、H&M の店舗の外装。開店準備中。‘R’ の脚の曲がり方といい ‘C’ の水平にカットされた端といい、Helvetica そのものに見える。が、なぜか ‘G’ の脚の左のラインが垂直。ほんとは斜め(下の方が幅が若干細くなる)のはずなんだけど…。よくわからん。