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しろもじメモランダム

文字についてあれこれと。

同型類字集 等線体

何ヶ月か前に、『同型類字集 等線体』『同型類字集 明朝体』という小冊子を入手しました。 陸地測量部が戦時中に作ったもので、地図に書き入れる文字のレタリング見本・字体見本のようです。

冊子を綴じてあったホチキスが錆びていたこともあり、せっかくなのでスキャンして公開してみることにしました。今日はまず、昭和17年(1942年)12月発行の『同型類字集 等線体』です。部屋にある家庭用複合機(ブラザー DCP-J940N)を使い、600 dpi のグレースケールでスキャンしました。

同型類字集 等線体

上の画像をクリックすると、Flickr でファイルが閲覧できます。なお、入手時点で冊子末尾の数ページが欠落していたため、「扁旁部首」の6画の途中で終わっています。PDF にまとめたものも用意しましたので、下のページからダウンロードしてください。

この等線体は見ての通り、ポキポキとした直線的な感じの書体になっています。フトコロも広く、払いがぐっと左右外側に向かっているのも特徴的です。昔のレタリング文字ではよく見ますが、そういえば現代のフォントにはこういうデザインあまりないですね。字体に関していえば、常用漢字ほどではありませんが、ちょこちょこと省略・簡略化がみられます。違いがさりげなさすぎて見落としそうなものも……。

次回は『同型類字集 明朝体』の予定です。(→ 書きました