Ext. A の字形も比較してみる
続き。今回は CJK Unified Ideographs Extension A。
㬊 U+3B0A Jの字体が違う(誤字?)。現在の版でも同様。JAのソースは Unified Japanese IT Vendors Contemporary Ideographs (1993) なる謎の外字集合らしいので(どこかに情報があったりするんでしょうか?)、詳細は不明。
㬧 U+3B27 Jの横画が少ない。現在の版でも同様。これもJAなので詳細不明。
㷗 U+3DD7 Kの上部中央の形が違う。𤋅(U+242C5)になっている。現在の版(下)のKでは「臣」になっているが、こちらも「㠯」と包摂されるのかは疑問。
䎉 U+4389 KX0956.36 のグリフはこのドラフトで加えられたもの。他のグリフは「戍」で、KX0956.36 のソースである康煕字典も「戍」だが、KX0956.36 は「戌」になっている。「戌」と「戍」は包摂可能なので問題無いといえば無いんだけど、何か理由でもあるんだろうか。
䒻 U+44BB 「己」か「巳」か。上と同様で、康煕字典では「巳」だが KX1030.13 は「己」に作る。「己」と「巳」は包摂可能。
䡸 U+4878 「戉」と「戊」が包摂されている。現在の版でも同様。
䥉 U+4949 Gの「寃」が「冤」になっている。これも康煕字典では「寃」。
䥥 U+4965 Tはたれの中にも「ソ」がある。ミスのようにも見えるがこれで合っている様子。現在の版でもこの字形。
䮅 U+4B85 「戉」と「戊」が包摂されている。現在の版でも同様。
䶑 U+4D91 G/Hの右上が「士」になっている。康煕字典では「士」なので、これに倣ったものか。包摂可能か否かは疑問。