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文字についてあれこれと。

花園フォント第2版は10月12日公開

自由かつ無償の 漢字フォント・花園フォント(花園明朝)の第2版が、10月12日に公開予定となっている。この前 GlyphWiki で一通り揃った、JIS第3水準の漢字も含まれる。

★★★グリフウィキは2008年10月12日で祝1周年を迎えます★★★
多数の方のご参加を頂き無事1周年を迎えようとしています。
記念としてグループ:JIS第3水準などを加えた花園フォント第2版の公開を予定しています。

GlyphWiki:お知らせ - GlyphWiki

また、JIS90字形ではなくJIS2004字形になるらしい*1。ここ最近ちまちまとJIS2004で例示字形が変更された文字のアキを埋めていたのだが、ついさっき全部埋まった。ようやく。

経産省のPDF*2などを参考にして、変更前/変更後のグリフを作成していったが、中にはごくわずかな違いしかない漢字もある。変更箇所に関してはこのページの図がわかりやすいが、それでも「蟹膏屢靄」なんかは本当に微妙。字形変更というよりも見た目の調整のようなものなので、Adobe-Japan1 ではこのような漢字の字形は区別されていない。確かに、フォント側が区別することに意味があるとは思えない。

では GlyphWiki はどうなのかというと、どうなんでしょう。GlyphWiki のシステム上区別できるから区別しとけ的な感じで、とりあえず変更前/変更後両方作ってみたけど*3

*1:cf. グループ:花園フォント - GlyphWiki

*2:http://www.jisc.go.jp/newstopics/2005/040220kanjicode.pdf

*3:このような微妙な字については、差異を若干誇張してみた。