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しろもじメモランダム

文字についてあれこれと。

梅明朝とMS明朝の仮名

追記

この記事の内容は古くなっています。蓬莱さんがコメントしてくださったように、0.407においてデザインが一新されています。


梅フォントの頁でフリーなフォントとして公開されている梅明朝について、ちょっと引っ掛かるところがあったのでエントリを立ててみる。

2ヶ月ほど前、梅フォントの作者である蓬莱和多流さんに

すみません、現在の梅明朝について質問です。
ひらがな・カタカナのグリフは、すべて蓬莱さんがデザインされたものなんでしょうか?
また、アルファベットや記号部分の制作者はどなたでしょうか?

蓬莱作業日誌 更新情報 0.405

と非漢字部分の制作者をお尋ねしたところ、

今の梅明朝は花園明朝とグリフウィキと私の作成したグリフで構成されていますので、花園明朝やグリフウィキ由来のもの意外は私が作成したものになります。
なお、花園明朝、グリフウィキのグリフは私の方で若干横方向に細くしたものを使用しています。
(後略)

蓬莱作業日誌 更新情報 0.405

とのことだった。

そのときは仮名をあまり見ていなかったので気づかなかったが、先日もう一度見てみたところ、どうもどこかで見たような形をしている。プリントアウトしてみてようやく、ああ、こりゃMS明朝だ、ということに気づいた。

改めて比較してみるとこんな感じ*1。梅明朝は学参系の字形を採用しているが、それ以外の箇所の骨格はMS明朝とかなり似通っている。

両仮名をすべて含めたPDF版を以下に用意したので、各自比較してみてほしい。

これを見る限りでは、どうも梅明朝の仮名は、MS明朝を下敷きにして作られたように思われる。

蓬莱和多流さんに制作者を尋ねたのは、梅明朝の仮名を花園明朝OTに取り入れようと思ってのことだった。だがこのような状況では、この仮名の採用をあきらめざるを得ない。ん〜、どうしようか……。

*1:MS明朝は ver. 2.31 以降であってもアウトラインに変化はなし。