しろもじメモランダム

文字についてあれこれと。

第4水準の1点しんにょう

第4水準の漢字には、1点のしんにょうで例示されているものが2文字存在する。𨑕(2-89-75; U+28455)と 𨕫(2-89-90; U+2856B)がそれ。

単純に考えれば常用漢字外だから2点になりそうなもんだけど(事実、上の2文字以外は2点になっている)、これだけがどうして?ということで、小池さんに伺ってみた。

理由は簡単で、この2文字に関しては2点しんにょうの用例がなかったから、ということらしい。JISの方で新しい字形を勝手に作り出すわけにもいかないので、用例どおり1点の字形で例示してあるとのこと。「𨕫」のしめすへんが「示」ではなく「ネ」なのも、同じような理由。

なるほど。