しろもじメモランダム

文字についてあれこれと。

FontForge でクラッシュ回復が失敗する場合

UbuntuFontForge を動かすようになって、だいぶクラッシュする頻度が下がった。といっても、作業をしているとたまに(わりと?)クラッシュする。

FontForge はほぼ毎分ごとに現在の状態を調べ、前回のチェック時以来、何か変更されていないか確認します。変更が加わったフォントが見つかった場合、変更されたフォント内の変更された全グリフからなる小さなファイルを、専用のディレクトリ (~/.PfaEdit/autosave) に保存します。

FontForge は起動時にこのディレクトリをチェックし、そこに何か残っていれば、オリジナルのフォントに加えられた変更を適用しようと試みます。FontForge がクラッシュ下か、マシンごとクラッシュしたときには、次に FontForge を起動した時に、前回何をしようとしていたかを表示し、復元のために可能な限りの最善を尽くします。

エラー回復 - FontForge

というわけで、クラッシュ後に FontForge を起動すると、このように気を利かせて自動回復してくれる。が、これがうまくいかず、回復中にクラッシュしてにっちもさっちも行かなくなることがままある。

そんなときは、自動回復用のファイルを削除してしまえば良い。ただし、現在のバージョンでは ~/.PfaEdit/autosave ではなく ~/.FontForge/autosave になっているので注意。このディレクトリ*1の中の auto*.asfd というファイルを消せば、FontForge は回復を試みることなく平常どおり起動する。

*1:先頭のピリオドでわかるとおり、隠しディレクトリになっている。