タイププロジェクト株式会社に入社しました
おひさしぶりです。mashabow です。
4月15日付けでタイププロジェクト株式会社に入社しました。AXISフォントやTP明朝を作っているフォントメーカーです。数年前からバイトのようなかたちでちょこっと仕事をしていましたが、そのまま正社員として働くことになりました。
職種としては、タイプエンジニア(フォントエンジニアとも)というものになります。裏方的な役割なのであまり聞き慣れないかもしれません。具体的には、デザイナーが作ったグリフをまとめてちゃんと動くフォントファイルを作ったり、フォント制作で使うお役立ちツールを作ったり、……といったもろもろをする仕事です。自分自身でデザインをするわけではありませんが、デザイナーをはじめ他のスタッフとともに、すばらしいフォントを世の中に送り出していきたいと思います。
その他のご報告
大学を卒業しました
3月でようやく大学を卒業しました。87年生まれなので、とっくの昔に卒業していたはずなんですが、おかしいな…。ちなみに、広瀬・峯松研究室というところで、手書き漢字フォントの生成について研究をしていました。いずれどこかで発表できたらと思います。
右足首を骨折しました
先月の話ですが、確定申告に行く途中に階段ですっころんで右足首を骨折しました。手術とリハビリのおかげで、ようやく普通に歩けるようになってきたところです。痛みはそれほどでもありませんでしたが、右足が使えずなかなかに不便でした。卒業式に出られなかったり、4月1日の入社がズレたりというのは、すべてコイツのせいです。ご迷惑をおかけしました。みなさまもどうぞお気をつけください。
4月23日(木)にトークショーがあります
今週の23日に、タイププロジェクト代表の鈴木功が、長谷川踏太さんと対談を行います。
「フォントをデザインする人、フォントでデザインする人。」
「AXIS Font」や「TP明朝」など、革新的なフォントを生みだすタイププロジェクト代表・タイプディレクターの鈴木功氏と、インターネット広告やコーポレートアイデンティティなどの分野でインタラクティブな作品を発表し続けるクリエイティブディレクターの長谷川踏太氏。おふたりによるトークショーを、DAIKANYAMA T-SITE GARDEN GALLERYにて4月23日(木)に開催します。当日は、書体とメガネの機能的・デザイン的な共通点に着想を得て、長谷川氏が立ち上げた話題のメガネブランド「TYPE」や、タイププロジェクトが提案する「都市フォント」プロジェクトなど、フォントをめぐる様々なトークを展開。また、コーポレートブランディングに向けたタイププロジェクトの試みなども語られる予定です。私たちの暮らしを彩るフォントの奥深さに気づかせてもらえる貴重なクロストーク。入場は無料となっていますので、ぜひご参加ください。(Pen編集部)
Pen×Type Project 4月23日(木) DAIKANYAMA T-SITEにて、公開クリエーター対談開催!
先週末時点ではまだ空きがあるとのことだったので、興味ある方はぜひどうぞ。応募フォームは上記告知ページの記事末尾から。入場無料でおまけがついてくるみたいです。
というわけで
今回のご報告は以上です。ここしばらくはイベントやTwitter・ブログなどから遠ざかっていましたが、またぼちぼち顔を出していければと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
官報に使われた印刷局の康煕字典活字
去年の11月、近デジで『内閣印刷局七十年史』という本をパラパラ見ていたら、こんなことが書いてあった(強調は引用者)。
其の後三十一年十一月内閣府官報局と併合してより、更に活字母型の改造に努む。三十六年二月ライノタイプを購入設備し欧文印刷の便を図る。又四十五年以来康煕字典の字体を基礎として活字字体の改造を企て、殿版康煕字典に依ることとし、同時に鋳造方法の改良をも計画し独逸及び米国より母型彫刻機四台を購入し、繁雑なる旧式方法を廃しニツケルと銅との合成金に直接彫刻して母型を得、之に依りて鋳造するの方法に革め、大いに製造能率の増進を見たり。而して官報印刷に使用する活字の如きは、専ら此の方法に依りて鋳造したるものを用ふ。又大正五六年の頃「ポイント」式活字の鋳造に着手せしが、七年十二月に至り五号活字に代はるべき九「ポイント」活字成り、八年末六号活字に代はべき*1八「ポイント」活字の新造に尋いで十一年十二「ポイント」新活字等完成す。此等の活字は何れも前記字典の文字を写真に依り縮写したる当局独特のものにして、字画正確、字体鮮明なるのみならず、一種の風韻を持するの故を以て大いに識者の好評を得たり。
『内閣印刷局七十年史』内閣印刷局、1943年、pp. 114–115
そんな活字があっただなんて寡聞にして知らなかったので、へーと思って Twitter でつぶやいた。
で、その後ろくに調べもせずほったらかしにしていた。
ときは流れて8ヶ月後。
〈活字〉中毒者のデジタル図書館探訪の懇親会で「そういえば」と思い出し、「そんな活字あったんですか?」と内田さんに伺ってみた。そしたらすぐに、「実際に一時期官報に使われていました」「康煕字典そのままのデザインです」とのお答え。さすが内田さん!
帰宅してさっそく国立国会図書館デジタル化資料にアクセスし、大正期の官報を漁ってみたところ、ほどなくして使用例に到達。ざっと見てみたところでは、大正8年(1919年)1月4日発行の官報第1924号が初出のようだった。2ページ目の省令欄をはじめとして、いろいろな記事が康煕字典活字*2で組まれている。
ここのデジタル化資料は解像度がそれほど高くないこともあって、細部のデザインまでは読み取れない。ただ、それでもあの康煕字典っぽい独特な雰囲気はよく伝わってくる。実のところ、今回これを見るまでは
- 康煕字典を写真で撮るって、それでうまく活字ができるんだろか?
- 組んだときにちゃんと字面揃うの?
- 「一種の風韻を持する〜」ってちょっと話を盛ってるんじゃ…
などと、どれぐらいの品質なのか正直疑問だった。しかし、このように官報のデジタル化資料を見てみたところでは、結構いい感じに仕上がっているようにも思える。
また、どうやらこの活字はカタカナ部分の字幅(縦方向の長さ)が漢字より小さいようだ。そのおかげで、カタカナの字面が小ぶりなのにも関わらず、組み上がりはパラパラとした印象にはなっていない。
暇なときに一度、デジタル化資料ではなく実物の方でも見てみたい。
附記
とここまで書いたあと、もう一度近デジの方をちらほら見ていたら、『印刷局長年報書 第45回』の中にこの活字についての言及があった。
大正八年一月四日
官報ハ従来二段組ナリシヲ三段組ニ改メ又五号活字ニ代フルニ康煕字典ノ文字ヲ基礎トシテ新鋳シタル九ポイント活字ヲ用ヰタリ……
『印刷局長年報書 第45回』印刷局、1920年、p. 25
さらに、『印刷局五十年略史』には次のように書かれている。(というか、この本自体がまるまるこの康煕字典活字で組まれている。上で引いた官報が漢字カタカナ交じりだったのに対し、こちらは漢字ひらがな交じり文。)
尚玆に活字鋳造に就いて一言せざる可らざることあり、従来本邦の活字製作方法は先づ黄楊材に手刻したる原字を蝋型に取り、電気装置によりて銅を其凹所に集積せしめ、木材原字と同一の銅字を得て更に電気装置により始めて銅字母を作り、之を母型として活字を鋳造したるのものなり。当局に於ては明治四十五年以来独逸及米国より母型彫刻機四台を購入し、繁雑なる旧式の手続を取らずニッケルと銅との合成金に直接彫刻して母型を得、之に依りて鋳造する事とせり。現在官報印刷に使用する活字の如き此機械によりて鋳造したるものなり。上述の新活字は康煕字典の文字を写真により縮写したるものにして字画正確書体鮮明なる九ポイント活字なり。此新漢字活字を採用すると同時に仮名活字をも改鋳し、漢字に比し十と八との割合に縮め、以て字間の空白を減じ行数の節約を得る事とせり。
『印刷局五十年略史』印刷局、1921年、p. 29
八年一月従来二段組なりし官報を三段組に改め新鋳九ポイント活字を使用し、以て大に紙面の節約と印刷の鮮明とを図り、日に月に増大堆積する記載事項の停滞を防ぐを得たり、……
同、p. 42
とあり、まとめると結局
ということらしい。近デジすごい。
追記
「大正8年(1919年)1月4日の官報から康煕字典活字を使った」と書いたが、もう少し前から使われていたらしい。
印刷局が康煕字典体活字を使い始めるの、「70年史」の記録と違って大正8年1月4日付官報からじゃなく、大正7年12月27日付「衆議院第41回本会議第1号」からだ https://t.co/6sZgeVcQFp っていう件、判りやすいようにツイートしてなかった https://t.co/MQGISd6XSU ので、自分でも捜すの苦労した。
— UCHIDA Akira (@uakira2) January 9, 2019
上記スレッドに情報がまとまっている。
「TTXによるフォントのぞき基礎」の資料【5/4更新:スライド公開】
5月3日の勉強会で発表する「TTXによるフォントのぞき基礎」の資料です。
スライド
勉強会終了後に公開する予定です。→ 公開しました。(2013-05-04)
勉強会のスライドを少々手直ししてアップロードしました。スペースキーを押すと進みます。Esc キーで俯瞰になります(が、うちのPCでは動作が重いです)。今回は初めて reveal.js というフレームワークを使って作成してみました。Firefox で表示確認をしています。
TTXをインストールする
参加者向けファイル
ノートPC持参で参加される方は、以下の2つのファイルをダウンロード・展開しておいてください。(一応、これらのファイルを入れたUSBメモリをわたしの方で用意しておきます。)
サンプル用フォントファイル
IPA明朝 と Source Sans Pro の一部をそのまま再配布しているだけです。
OpenType Specification
"Download full specification" から ZIP がダウンロードできます。
TTXのインストール方法
TTXは、TTX/FontTools に含まれているコマンドラインツールです。この TTX/FontTools は SourceForge で公開されており、2013年4月現在 v2.3 が最新のバージョンです。
この記事では、TTXのインストール方法を次の3通りに分けて紹介します。
一長一短ありますが、とりあえず A が無難なような気がします。もっとうまいやり方があるようでしたら、ぜひご教示ください :)
A. AFDKOでまとめてインストールする
AFDKO (Adobe Font Development Kit for OpenType; 通称あふでこ) は Adobe が提供しているフォント開発用のツール群で、業界で広く使われているようです。Windows と Mac に対応しています*1。
TTXはこの中に収録されているため、AFDKOをインストールすればTTXが使えるようになります。AFDKOにはいろいろなツールが入っていますし、とりあえずインストールしておいて損はないでしょう*2。手間もあまりかかりません。
インストール方法
- このページの License Agreement を読み、内容に同意します。
- ページ下部のリンクからZIPをダウンロードします。Windows 版は FDK-25-WIN.zip、Mac 版は FDK-25-MAC.zipです。
- ダウンロードしたZIPを展開します。
- 展開してできた FDK/Read_Me_First.html を開き、
2. AFDKO Installation Guide
の指示に従ってインストールします。指示の内容を大雑把に要約すると以下のとおりです。- FDKフォルダを好きな場所に移動する
- コマンドプロンプトやターミナルから FDK/FinishInstallWindows.cmd あるいは FDK/FinishInstallOSX を実行する
- (
For installing the AFDKO FontLab macros
の部分は今回は関係ありません)
これでインストール完了です。ちなみにAFDKOの現在のバージョンは v2.5 Feb 26 2013 change number 60418 で、これをインストールすると TTX v2.3 が入ります。
B. TTXを直接インストールする
Windows の場合
インストーラなどで普通に単独インストールできれば楽なのですが、残念なことに公式からは v2.0b1(2002年リリース)のものしか配布されていません。
Typophile の TTX 2.3 installer? というスレッドにいろいろと情報が載っていますが、その中で v2.3 のZIPへのリンクが投稿されています。このZIPを好きな場所に展開し、環境変数PATHにそのディレクトリを追加すれば完了です。
その他 Linux など
ディストリビューションによってはパッケージが提供されています。例えば Ubuntu であれば
$ sudo apt-get install fonttools
で最新の v2.3 をインストールすることができます。
C. setup.py でインストールする
これが本来のインストール方法ですが、この方法はちょっと面倒な気がします。前提として、Python 2 と NumPy をインストールしておく必要があります。
TTX/FontTools の配布ページから fonttools-2.3.tar.gz をダウンロードし、展開します。そして fonttools-2.3 ディレクトリの中に入り、
$ (sudo) python setup.py install
などとすれば良いようです。
このあと Windows の場合、
@echo off python C:\Python27\Scripts\ttx %*
のような内容のファイルを ttx.bat という名前で作成し、これをパスの通った場所に入れておけばOKです。
また、Mac では
$ defaults write com.apple.versioner.python Prefer-32-Bit -bool yes
と設定する必要があるかもしれません*3。
以上、インストール方法を3通りに分けて紹介しました。てきとうなフォントファイル hoge.ttf*4 に対して
$ ttx hoge.ttf
としたときに hoge.ttx が生成されるようであれば、TTXは正常にインストールされています。
TTXの使い方については、5月3日の勉強会で紹介する予定です。
2013-05-04 追記:勉強会で使ったスライドをアップロードしました。
*1:Linux などに対応する可能性が無いわけではないようですが、残念ながら今のところリリースされていません。
*2:といいつつわたしはそれほど活用できていませんが……
*3:http://forum.fontlab.com/index.php?topic=7305.0
*4:和文フォントなど、ファイルサイズが大きいものだとちょっと時間がかかります。なお、.otf でもかまいません。
5月3日にフォント関係の勉強会やります
2013-05-06 追記:今回の関連ツイートをまとめました。
読者・フォロワー各位:
突然ですが、5月3日にちょっとした勉強会をやってみようかと思います。
日時
5月3日(金・祝) 13:00〜17:00
内容
1. TTXによるフォントのぞき基礎
TTXの使い方を紹介し、OpenType の基本的な部分を簡単に説明します。「TTX使ったことない」「OpenType の中身に興味はあるけどどこから手をつけていいのかよく分からん」というような初心者を主なターゲットにします。30分程度?
下記補足も参照してください。
申し込み方法
タイトルを「5/3参加希望」として、mashabow<あっと>shiromoji.net へメールをお送りください。定員は10人弱で、先着順です。前日(5月2日)の20時に一旦締め切ります。
申し込みメールには、遅くとも翌日にはこちらから返信をします。万一返信のない場合には、お手数ですがお問い合わせください。
問い合わせ先
- Twitter: @mashabow
- メール: mashabow<あっと>shiromoji.net
補足:TTXによるフォントのぞき基礎 について
このあたり、興味ない方にとっては非常につまらない内容だと思うので、そういう場合は気にせず「ヘルベチカ〜」だけご参加ください。
参加される方は、TTXをインストールしたノートPCの持参をおすすめします。インストール方法については、下の記事にまとめてみました。
なお、残念ながら会場には有線/無線LANの設備はありません。
2013-05-04 追記:発表に使ったスライドを公開しました。
というわけで、参加お待ちしています。
以前から「若い人が主体になって文字関係のゆるい勉強会みたいなのできないかなー」と考えてい(ながら行動に移していなかっ)たんですが、今回はそのお試し版みたいな位置づけになります。気軽に顔を出してもらえれば幸いです。
PingMag復刊らしいのでアーカイブから文字関係の記事を10本ほど
2008年いっぱいで休刊となっていた PingMag が復活したようです。
おぉ、なつかしーと思って過去記事をちょっと漁っていたんですが、せっかくなのでここに文字関係の記事を10本ピックアップしておきます。
- 書き文字
- 小林 章:タイポグラフィーの境界を超えて
- グラフィティ・ライターによるグラフィティ・フォント
- クリーニング屋さんのタイポグラフィー
- バリの手描きタイポグラフィー
- イラニアン・タイポグラフィーの今
- 文字の達人、大日本タイポ組合
- ガムテープの道案内
- VEBタイポアート:東ドイツの活字鋳造所
- 伝統を切り開いた文志流江戸文字
昔の記事ということで画像が粗かったりするのは残念ですが、おもしろい記事がいろいろとあります。文字以外にも。おすすめ。
「Windows 8 で変わる文字 - 異体字と Unicode IVS」雑感
目新しい情報はあまりなかったが、イベントレポート書いて的な圧力を Twitter 上で受けてしまったので、ここに雑感を書いてお茶を濁したいと思う。
今回の内容は
という感じだった。幅広い内容をたったの2時間で扱わなければならないので、どうしてもざっくりになってしまう。ある程度の基礎知識がある人であれば、「あーそうだったよね」と自分の頭の中を整理しつつ、まとめ・おさらい的な感覚で聞けると思うが、逆にまったくの初心者がこの2時間だけで理解するのは難しいと思う。文字コードマニヤ(笑)な人は「ここの説明が不十分」とか「これはこう説明した方が…」とかツッコみながら聞いていたのかもしれない。
個人的に興味があったのは、MS-DOS/Windows はこれまでどのように対応してきたかという点。Shift JIS の誕生からIVS対応まで、今回のセミナーでも各所で触れられていた。ただ、そのまわり(+裏?)には語り尽くせないぐらいのいろいろなエピソードがあると思うので、そのへんを何かの機会にまとめて教えてくれたらおもしろいんだけどなー、と感じる。
Window 8 上のIMEにおけるIVS対応については、Consumer Preview 版のときと同じくデフォルトではオフ(IVS入りの候補は出てこない)になっている。「頻繁に使用される名前、地名はIVSを含む単語としてIMEの辞書に搭載」*1してあるとのことで、設定をオン*2にして、例えば「くず」を変換すると、
- 葛 [U+845B]:Windows Vista 以降のフォントではJIS2004字形
- 葛󠄀 [U+845B U+E0100]:Adobe-Japan1 コレクション収録のJIS90字形
の両方が候補に出てくる。完璧を期すのであれば、これに加えてJIS2004字形を明示的に指定する
も候補に出してほしいところだが、MS-IMEの辞書ではそうはなっていない。
ちなみに、「いばら」を変換すると
- 茨 [U+8328]
- 茨󠄀 [U+8328 U+E0100]*3
の両者が出てくるが、「いばらき」では
- 茨城 [U+8328 U+57CE]
だけであって、IVSを使ったJIS90字形の
- 茨󠄀城 [U+8328 U+E0100 U+57CE]
は出てこない。これについては、「茨城県などはJIS2004字形を使っているので、JIS90字形は辞書に入れていない」という、わかるようなわからないような説明があった。
IVS/IVDのコレクションの違いについてほとんど触れられておらず、これはどうなんだろう…という感もある。ただ普通のアプリケーションにとってみれば、Adobe-Japan1 であれ Hanyo-Denshi であれ、どちらもIVSとしての扱い方に差はないので、ここらへんのややこしい話にあまり深入りする必要はないかもしれない。
なお、『Unicode IVS/IVD入門』という本が先日発売されたが、今日の講師の方は「届いたばかりでまだ詳しく読んでいない」とおっしゃっていた。
- 作者: 田丸健三郎,小林龍生
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2013/02/28
- メディア: 単行本
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セミナー後は、小形さんはじめ文字に詳しそうなみなさんと昼食をご一緒させていただいた。そこでのお話(IVSとは関係ない)も非常におもしろかったので、このあたりの内容、まとめて本なり何なりにならないかな…と思う。
そんな一日でした。レポートおわり。